かねてより工事を進めていた「NC・YH両工場の消防用貯水槽とその配管の敷設が完了いたしました。
当地は、近くに水源となる河川がなく、NCでは井戸水を貯める大型の貯水槽を建設し、これを水源と致しております。
この貯水槽、さしずめ日本の例では地下に敷設する場合が多いのですが、NC社ではこれを敢えて地上に配置、昆虫や小動物などの侵入、あるいは従業員の誤っての落水事故などを防ぐことも目的に、屋根や壁での囲いを行い安全を確保しています。
両工場を廻る長大な送水管網もすべて地上に設置。
いわゆる、安全が目で見て確保できるしくみとした。
そしてこれらの水は、日常の水源としても使用できる両用式とし、水の循環が水質の維持を確保している。
現在のカンボジアでは、これらの消防法が未確立であり当該防火施設が未済であっても、即の罰則等はありません。
がしかし「近い将来に」必ずや法整備が整うのを見越しての敷設敢行でした。